岐阜県高山市に広がる飛驒民俗村 飛驒の里は自然と伝統が織りなす歴史と文化の宝庫。心温まる野外博物館で、飛驒の風土と古き良き暮らしに触れよう。

館内のご案内

民間信仰

農山村に暮らす昔の庶民にとって、信仰は日々の暮らしにおいて大事な心の支えとなっていました。こうした信仰心は、飛驒には今でも風習や行事としてしっかりと残っています。飛驒の里では、この民間信仰をさまざまな形で伝えていきます。なかでも路傍に置かれ大切に拝まれてきた神仏は、昔の飛驒人の心を代弁してくれるかのようです。

匠神社

飛驒の里のために各地から集められて作られた神社は、飛驒の工芸を祀っています。飛驒の里に鎮守の森を再現しました。不思議なきつね格子が“匠”の面目躍如です。

立保神社拝殿・舞台

立保神社は、鈿女・白山・国作大神社の三社を合祀した神社で、三社の拝殿を集めて建てられていました。上を拝殿、下に舞台、もうひとつを神饌殿としていたものを飛驒の里に移築した際に、神饌殿を楽屋にして花道でつなげました。神様に五穀豊穰を願い奉納された村の伝統芸能です。

路傍の神仏

飛驒の里を歩いていると、あちらこちらに小さな祠(ほこら)や石仏が見られそれぞれの謂れがあります。石仏の多くは江戸時代に作られたもので、高山市内の各地から道路拡幅などを理由に移動されました。

車田

車輪の形に稲を植えることから「車田(くるまだ)」と呼ばれています。日本で新潟県佐渡島と高山市松之木町にのみ現存しています。飛驒の里の車田は、松之木町に残るものを再現したものです。珍しい形の田から収穫されたお米はかつて伊勢神宮に供えられたと言われています。

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