こどものページ
いまのようにモノのないじだいに、むかしのひとの「ちえ」がつくりだした、「ふるいみんか」。しぜんをたいせつにして、しぜんからまなんで生まれた「くふう」がいっぱいです。
ページのしょうかい
ひだのさと
○ふるいみんか
むかしのくらし
むかしのあそび
みんげいきょうしつ
「かや」とは、ススキ、スゲ、チガヤなど、やねをふくのにつかうしょくぶつのことです。この「かや」をふいたいえのなかでも「やね」のかたちから「がっしょうづくり(きりづまづくり)」と「いりもやづくり」とにわかれます。「ひだのさと」にある「かやぶき」のみんかは、この2しゅるいです。

がっしょうづくりのやねうら。

かやぶきやねのきりくち。
ひろくてせいけつな「どま」。
いろりをかこむ、ここが「いえ(=かぞく)」の中心でした。タキギをもやしてでるけむりには「たてもの」をまもるこうかがあります。
「しょうかわむら」から「せかいいさん」にとうろくされた「しらかわむら」や「ごかやま」にかけて、ゆきのおおいちいきにつくられました。「はしら」や「はり」にはふとくてがんじょうな木がつかわれ、せのたかいつくりで、ゆきにうもれてもでいりができました。上のへやでは「かいこ」をしいくしていました。しぜんのなかでくらすことからうまれた、むかしの人の「ちえ」がいっぱいのたてものです。
「いりもやづくり」は、やねがまん中あたりでよこにのびているのがとくちょうです。「がっしょうづくり」とおなじように、ゆきのおおいひだの北のちいきでみられました。「かやぶき」がゆきにつよいことが、このことからもわかります。
「かやぶきやね」は40ねんから50ねんでふきかえなければなりません。しかし、わるくなったぶぶんを「サシガヤ」といって、あたらしい「かや」にとりかえるていれも、まいとしひつようです。
くれへぎのさぎょう
ひだちほうの「たかやま・ふるかわ・こくふ」から南にあったみんかは、「くれぶき」のものがほとんどでした。やねのかたちは、「いりもやづくり」です。
「くれ」とは、やねをふいている「いた」で、サクラ・カラマツ・ナラ・クリなどがざいりょうです。「ひだのさと」ではふきかえにクリをつかっています。
「くれ」をつくるさぎょうを「くれへぎ」といい、木の目にそっておなじあつさにさいていきます。
いまでは、あたらしくいえをたてるときは、かじにつよいトタンやねにとってかわられてしまいました。
もし戻らない場合はブラウザの戻るボタンをクリックしてください。