岐阜県高山市に広がる飛驒民俗村 飛驒の里は自然と伝統が織りなす歴史と文化の宝庫。心温まる野外博物館で、飛驒の風土と古き良き暮らしに触れよう。

匠神社

飛驒の里に鎮守の森を再現しました。不思議なきつね格子が“匠”の面目躍如です。

匠神社の履歴書

かつての住所
本殿:飛驒市河合町保鈿女(うずめ)神社
拝殿:飛驒市宮川町加賀沢
鳥居・灯篭:高山市桐生町白山神社
狛犬:高山市丹生川町

本殿、鳥居…。飛驒の里のために各地から集められて作られた神社は、飛驒の工芸を祀っています。

飛驒の里を歩いていると、鳥居が目に付きます。鳥居をくぐり急な石段を登っていくと、通称「匠神社」が鎮座しています。いわば、飛驒の里を見守る「鎮守の森」といったところでしょうか。

一番奥にある本殿は旧河合村保にあった鈿女(うずめ)神社を移築したもので、本殿の手前にある覆殿は旧宮川村加賀沢の白山神社拝殿です。拝殿の開き戸は、俗にきつね格子(または千鳥格子)と呼ばれるものです。網の目のように組まれた格子は一体どのようにして作ったのか不思議なものです。また拝殿には、飛驒中の職人やアーチストらによって描かれた天井絵があり、6月と11月初旬のみ公開しております。

匠神社を守る狛犬は旧丹生川村から寄贈を受けたものです。石製のこの狛犬は、飛驒地方特有の小振りで愛らしい姿をしています。また、石段は旧河合村保にあった立保神社から、鳥居と燈篭は高山市桐生町から移築したもので、すべて古くから飛驒人たちの祈りが込められたものです。

匠神社の鳥居にかかる大しめ縄は、年の暮れに飛驒の里でなわれたもの。長さ8mだ。
匠神社の天井絵。年2回公開いたしますので、その機会にご覧ください。

あれ何?これ何?

なんともユーモラスな狛犬。これは丹生川町にあったものを移転した。

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